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1. 住宅の構造 韓国の住宅建築は木造で成っていて基壇、架構、天井及び壁などで構成されている。朝鮮時代の建物はほとんど基壇の上に築いた。基壇の高さは一つの住宅の内でも建物ごとに差があったが、社会的階級によって基壇の高さが違っていた。主に花崗岩と自然石を使った。架構は柱の上に桁と梁をかけてその上側に垂木をかける方式である。礎石は上面が平たい自然石または簡単に加工した石材を使う場合が多かった。礎石の上には四角または円形の柱を立て、柱の頭には桁を回した。屋根には瓦を使っていたが、庶民住宅の場合は草家が多かった。草家の以外には白華、松、青石などを利用して屋根を葺いた。天井には紙を塗り、マル(板の間)を除いては普通オンドルを敷いた。

2. 住宅の構成住宅の空間構成は 「部屋」と「庭先」に分けることができる。 部屋はアンバン(奥の間:主婦が起居する内室。その家で一番良い、中心的な部屋)とゴンノンバン(韓国式家屋で板の間を挟んでアンバンのむかいにある部屋)、サランバン(出居の間:主人の居間を兼ねた客間)などがある。アンバンは住宅の内で一番閉鎖的な空間で、普通住宅で一番奥側に位置する。この空間はその家の主婦の居所である。主婦の室内生活のほとんどがここで行われる。ゴンノンバンは板の間を間に置
いてアンバンと対立する位置にある。普通成年になったお子さんや老父母が使う空間である。ウィッバン(上の部屋)は規模の大きい住宅で見られるがアンバンに繋がって上側にある。この部屋はアンバンに属する空間で主婦や幼いお子さんが使う空間である。板の間は中部地方と都市の住宅でよく見られる。アンバンとゴンノンバンの間にあって、家族たちの共用空間になる。各部屋に通じる通路の役割もする。サランバンはアンバン、ゴンノンバンとは隔離された空間である。主人が起居する空間で社交の空間としても使われる。全体の住宅で一番開放的で外部と近い。その他に奴婢や使いが生活するヘンランバン(行廊房:門脇にある部屋)、上流家庭のチォンジギ(昔貴族の家の執事)が生活するチァンバンなどがある。その他、外の庭先は中流以上の住宅ではヘンランチェ(ヘンランバンのある建物)と垣で取り囲まれた所である。大門を通り抜けて入ると、一番最初にある空間である。地方の庶民住宅では住宅外部の垣と繋がれた外の空間を言う。サランマダン(舍廊庭)はサランチェ(サランバンのある建物)の前に位置しており、庭のような性格を持つ。中庭は奥の建物の前にある空間で、主婦と女性使いの屋外作業場となっていた。

3. 住宅の平面
3-1 庶民住宅
庶民住宅は農村住宅と都市地域の住宅に分けて調べて見ることができる。都市地域の場合、敷地が広くなくて主に道路と隣接されているため、敷地の周辺を回って部屋を配置する。主に ㄱ字、 ㄷ字、ㅁ字型の建物になる。農村地域は敷地の面積が広いから境界に塀をかけて内部に独立の建物を適切に配置する。ソウル型はㄱ字、ㄷ字、ㅁ字に成り立って敷地の周辺に沿って大門棟と奥棟などがお互いに繋がれている。北部型は両通型または田字型であるそうだ。住宅の母屋に台所と小間を並んで置き、その横にアンバン、ウィッパン、サランバンを田字型に配置した。板の間がなくて小間があることが特徴だ。中部型はソウル型と似ている。台所、アンバン、ウィッパンが中心になって板の間がアンバンに付いて直角で曲がった。サラングチェは大門棟と一致する場合が多く、大門の左右に部屋が置かれる。南部型は皆一字型で台所、アンバン、板の間、ゴンノンバンが全部1列に配列される。サランチェと大門棟が別に設置される。済州島型はアンバンの後ろとゴンノンバンの後ろに庫房や物置が設置され、板の間はその中に位置する。

3-2 中・上流住宅
中流住宅は一般的に敷地が広くて様々な空間が機能別に分けられている。時には動線や建物の機能が不自然なものもある。 家父長制度の家族制度をよく維持するための一つの方法であった。住居空間は大きくサランチェとアンチェ(奥棟)を中心に二分された。 庶民住宅に比べて建築空間が細分化、多様化されていることが特徴である。